甲南大(神戸市)は26日、内定した企業から取り消しを受けたり、内定先企業が倒産したりした学生を対象に、1年間に限り年10万円で在籍の延長を認める救済措置を取ると発表した。同大学は「新卒として新たに就職活動をしてもらいたい」としている。
大学によると、関東地方でこうした措置を取るケースはあるが、関西では初めてという。
甲南大では授業料や設備費などとして4年生の文系で年間約90万円、理系では約130万円かかる。
対象は内定取り消し、内定先企業の倒産のほか、内定の辞退勧告を受けて辞退した学生。卒業の必要単位を取得していることが条件となる。在籍延長が半年間の場合は5万円。
甲南大ではこれまでに計6人の学生が内定取り消しなどになったことが判明している。(共同通信)
2009年1月26日(月) 京都新聞
甲南大、年10万円で在籍延長 内定取り消し学生対象に
大学側はこういった対応を行っているが、国は何か救済処置をしないのか!